春になり、草木がグングン水を吸い上げてきましたねー
桜も咲き始めて、草木も新芽やつぼみを蓄え始めています 。
そんな目覚めの季節に伐木とは時期が不向きではありますが、
秘かに始めた準備のために、皮むき間伐した林から丸太を切り出しました。
皮むきをしてから一年経っていませんが、見上げれば、葉が枯れてきていますね。
本来はふた夏越したいところですが、伐木してみます。
「皮むき間伐」また「木枯らし間伐」とも呼ばれますが、その名の通り、
木の皮を剥くと、水の吸い上げが止まり葉が枯れて写真の様な状態になります。
葉がない分空間ができて森に光が入るという「間伐」と同等の働きをする訳ですね
それだけではありませんね、「立ち枯れ間伐」とも呼ばれる所以で、立ったまま20%近い含水率となると言われています。
元々、杉や桧は生木の状態では含水率150%くらいなので、切り出し時に半分くらいの重さになっている計算になるんですね。
今回も皮むき材は、だいぶ軽くなっていました。
また、伐倒も枝葉が枯れて少ない分、掛かり木しにくく楽に倒せます。
ただ、良い点だけでなく、問題になる点もあるんですけどね。。
乾燥してるのでチェーンソーの刃を傷めるんです。伐倒くらいなら良いのですが、丸太を加工するとなると負担になります。また、今回の杉や桧はあまり見られませんでしたが、虫食いやカビの発生などの問題があります。(解決できる問題ですが)
それでもメリットは大きく、生木の搬出を一人でやろうとするとカナリ大変で、骨も心も折れてしまうので、DIYするには「皮むき間伐」はモッテコイだと思います!
上の写真が皮むき材のヒノキ。下が生の杉です。
ヒノキは心材が薄い赤みが特徴で、杉はとても濃く出ます。
同時期に植えられたと思われるのですが、杉は成長が早いんです。
ですのでヒノキの大径木は貴重です!
枝払いすると、杉やヒノキの葉っぱがたくさんですー
見てるだけで、花粉症の方はムズムズしちゃいそうーですね(笑)
この時期、都会だと多少ムズムズするのですが、山の中だと全く気にならないです。近所のひとで花粉症だと聞いたことがありませんしねー
伐倒、枝払いを繰り返して、最後は枝を集積していきます。
生木も切ったので、結構な量となりましたねー
ヒノキは精製してアロマオイルにでも活用してみましょうーかね(笑)
伐倒・枝払い・枝の集積はひとセットでやります。
この整理しながら作業することの大事さは、きこりの先輩から教わりました。
整理されたキレイな環境で作業することで安全性が確保できますし、
また作業に対する姿勢、モチベーションがちがうんですよねー 有難い教えです!
なので、わたしの場合、
「伐倒・枝払い・枝集積」が大体一日でできる作業の分を段取りして伐木します。
ちなみに昨日今日で20本くらい。平地だと大体こんなペースでしょうか。
この二日間でポッカリ空間が出来ましたねー
ちなみに左端の桜はこの二日で大きな変化が!
ただ、一本だけ大木が残っていますね。なんか切れなかったんですよね。。(苦笑)
明日は一日かけて集積作業となりそーです。
生木も結構切ったのでハードな日が予想されますー(汗)