東京で自然豊かな環境の中に、ステキなお寺と保育園があるのです。そのSさんとの縁をいただき始まった東向山の整備と次の世代に自然を紡ぐプロジェクト。
東向山での整備は六回目に入りました。
一日目の本日は、きこりのチェーンソー講習を開いて Sさんを中心にチーム簗田寺のきこり技術向上をはかっています。
そのチェーンソー講習、第四回目には伐竹術を実習して、その後Sさん中心に整備を進め、放置が続いた孟宗の竹林がキレイになってきています。
竹林の整備で環境は大分変化するんですよねー大きな孟宗竹とて自分たちで整備できますから、これからドンドン東向山が輝いていきますね!
さて今回は、斧を購入したSさんに「薪割りの実習もしたい」と要望いただき、『薪割り』にまつわる作業や実習を行っていきました。
東向山は伐って萌芽更新するどんぐりの山ですから、もともと昔の生活に必要なエネルギー資源を担ってきた薪の山なのですよね。
『薪をつくる・炭を焼く』
これも次世代に残していける環境や自立のスタイル。。。ロマンであります(笑)
(個人的にはこれもSDGsだと思うのですが。。)
そんなことで本日お二人には、薪割台、薪切台を作っていただきます!
チェーンソーは木を伐る道具のみならず、ノコギリの代りとしてモノづくりにも活用できますから、今回のタスクはレベルアップにちょうど良い感じです。
二人ともチェーンソーとの距離感がとても良いし、楽器を扱うプロの演奏家ですので、道具さばきの筋が大変良いんですよね。
今回は参考程度となりますが、伐木した、また枝打ちした材料を使って薪割台と薪切台を完成させました!
これから薪づくりエリアを山要所に設けていけば、整備も一段と捗っていくと思います。二人とも創作フィールドを森へ移して、こちらの活躍も期待できますね(笑)
2日目はTさんKさんと合流してリギングの作業。
今回の特殊木は樹齢七,八十年を超える桧の巨木とキハダの枝打ちです。
前日にキハダの作業は終了して、本日は巨木の桧の作業にあたります。
今回から最新道具を導入です!アーボリスト御用達のこの特殊なウインチを使えば、カナリの重さの枝も安全に下すことができます。
Beforeでは桧とキハダが枝やツルが絡みあってケンカ状態でしたが、Afterでは何だか仲直りした様子に見えますね(笑)
今回新しい道具の扱い方に集中していたこともあり写真が少ないのですが、本日の特殊作業もTさんKさんとのワンチームで無事に終了しました。
依然として寒い日が続いていますが、立春も過ぎて梅も咲きはじめましたので、そろそろきこりのシーズンも終わりが近づいてきましたね。
今春には今まで整備してきた場所には光や風が入って、また新たな命が芽吹いてくることでしょう。
この春、東向山はどんな輝きを見せてくれるのでしょうか。楽しみです!