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Day Zero


人は、空気もそうだが、水がないと生きていけない。

 

私にとって水は気になるテーマ。

 

その昔、NPO時代には勉強会を作っては水道民営化問題、水源地の買収問題、映画の上映会などを行っていたし。現在の里山暮らしでコダワッタのも水の確保である.。それにきこり作業や環境再生も つまるところ水の保全につながる事なのだ。

 

水、空気、土など。。生きるに本質的なエレメントに対して、わたしの生存本能がうずくのである。それだけに今回のプログラムを観てその内容には気落ちした。

 

世界における水を取り巻く環境は、十年前よりもさらに悪化の一途をひた走り、ついに枯渇した国が出始めたのだ。正直なところ「やはり。。」であるのだが。

 

一方で、雨量湿度も適度にあり多様な四季を持つ日本は、国土の70%程の緑に囲まれた森林率世界第二位の森の国。それは水が豊かなことの証でもある。

 

日本は「樹木が自然に育つ風土」であり、言うなれば「大地が森になりたい」自然環境の豊かな国なのである。

 

しかしながら、環境の問題はボーダレス。

 

その上に水の不足の原因は、環境だけの問題でなく、様々な経済や政治的要因が国を越えて関わり合っているので複雑。環境的な解決策だけでなく、このような「水も空気さえも商品として金儲け」の材料とするビジネスや資本主義のやり方にも切り込まないと根本的な解決には難しい。

 

水(空気・土)は、地球のみんなに平等に与えられた社会的共通資本

 

この国における水の豊かさ故に他人事にしない為にも、また水を確保した里山くらしの傲りや慢心は捨てて、次の10年後には「正直やはり。。」とは思わない生き方をしたい。そこで。。。

 

これからは、里山のフィールドでも 小回りの利くローカルな環境システムを 私なりにデザイン×DIYに組み込みながら、今からこの国でも次の世代に残せる小さな成功例づくりに取り組みたいと思います。。もちろん亀の歩みとなりますが(笑)

 

ちなみに環境活動家グレタは、世界一森が豊かなフィンランドのひとですよね。