とは言え、ミツバチたちの冬支度は進み、今日で養蜂ワークショップも店じまい。
最終回のワークショップは、みなさんと一緒にワイワイBBQも囲みながら一年を振り返ろうと思っています。
座学では「これが出来れば1人前!」と題して、ミツバチの越冬準備を学び、お昼からはやっくん特製レシピでみなさんと一緒に里山BBQ。
午後からは、蜜蝋を使った天然のクリームやワックス、キャンドルづくりなど行っていきます。
いよいよ最後のワークショップ。みなさんと一緒に楽しみたいと思います!
それでは、養蜂家やっくん、よろしくお願いいたします!
最後の座学では、「ミツバチの越冬」について、道具の準備や冬の作業内容を学んでいきました。
「越冬できれば一人前!」
冬の作業は暖かな巣箱環境を作ることがポイントです。
外気温が12℃下がると、ミツバチは蜂球と言ったオシクラ饅頭状態になって、箱内での暖かな環境をつくって過ごします。
巣内の温度を上げるために一所懸命に羽根を動かして熱を発し温めるので、巣内でもカナリのカロリーを使っているんですね。
ですので、冬の世話では、餌やり(砂糖水と花粉)は欠かせません。
一方で巣箱の外側の対策も必要。
霜が下り始めるころには「冬囲い」と言って、巣箱に断熱処理を施します。
ミツバチを飼うと日々の天気や特に温度のコトが気になりますねー
やはり養蜂とは、自然環境と密接にかかわっていると実感します。
次にフィールドワーク。この時期にミツバチのチェックするのは、温度を下げるのでリスキーなんですよね。必要最小限にソーと巣内を覗いてみました。
「いた!いた!」
ミツバチたちが、寒そうーに顔を出してきましたよー(笑)
一枚の巣脾を確認。元気にワチャワチャやっているようですね(笑)
断熱効果の新聞紙は結露で部分的に濡れていましたので、また交換しました。
蜜や花粉も十分そうで、管理作業はこんな感じで終わりです。
「仮死状態のミツバチを蘇生させてぇー!」
葉っぱの植えて動かないミツバチを息を吹きかけ温めると。。。
不思議と活発に動き出すのです(笑) 中には飛んでいくモノも!
ナゼ巣内に戻らないのか未だに謎ですが、みんなでミツバチを手に取って身近に触れ合う機会となりました。
本日は天気にも恵まれ、BBQ日和!
やっくん特性レシピ。イノシシ肉、ジビエのBBQを振舞ってくれました(笑)
さすがやっくん特性のレシピ!イノシシの臭みがなくとても柔らか。
イノシシ肉が苦手な方にもとても好評でした!
その他にもハチミツカレーに豚汁、焼き芋などなど、火を囲んでワイワイ暖まりながらお腹も満たしました!冬のBBQも良いモノでしたね(笑)
午後になって蜜蝋DIYです。里山産の天然の蜜蝋づくりからはじめて、ハンドメイドでクリームやキャンドルをDIYしていきます。
ミツバチの巣がそのまま蜜蝋へと変わっていきます!「熱湯に入れて濾し冷ます」カナリ原始的な方法ですが、キレイなレモンイエローの蜜蝋が出来ました!
その作りたての蜜蝋を使って、先ずはキャンドルづくり。
採ってきたお気に入りの枝にクルクル撒いて。。
少し要領が要りますが、みなさん楽しそうに懸命に撒いて仕上げていましたね(笑)
またミツロウはハンドクリーム、リップクリームなども活用できます!特に女性陣は、好きな香りのアロマを垂らして、オリジナルのクリームをDIYしていました。
最終回も盛り沢山の内容でしたが、あっという間に終了しました。
第一回ではミツバチ&ハチミツのこと、第二回は養蜂場づくり、第三回には「養蜂業のこと」を学び、そして今回は越冬準備のことを教わって、一年四季を通してミツバチと触れ合い、世話の仕方を学んだ養蜂ワークショップ。
駆け足ではありましたが、みなさんに楽しく体験してもらえるように、養蜂の魅力をたっぷりと、また、ミツバチの飼育法からハチミツ搾りするまでの実践的な技術をおすそ分けさせて頂きました。
参加したみなさん挙って「ミツバチが好きになった!」と感想をくださいました。
今回改めて感じたのは、「ミツバチは、人にも自然にもとても優しい生きも」ということ。わたしもミツバチが益々好きになりました(笑)
養蜂WSを通してハチに対する興味や意識が変わったことはとても嬉しいですね。
わたしもこの機会を作ってみて、実際に養蜂の技術が上がりましたし、独学では得られない多くのコトを学ぶことができました。
今後も「自分でもできるハチミツづくり」のキッカケとなればとても嬉しいですし、みなさんが養蜂を始める際にも、様々なサポートが出来ればと考えてます。
今回、参加くださった多くのみなさん、ありがとうございました。
今後も師匠のやっくんと共にミツバチの魅力を発信していきますので、これからも楽しんでいただければと思います!