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水源を行く


今日は集落水道組合の管理で水源に来ています。

 

集落水道の源流は、嶺岡山脈の森林地帯に存在しています。

 

その豊かな森林に覆われている水源域は、周りの集落に水だけでなくキレイな空気など多くの自然の恵みを与え続けてくれているんです。

源流には、フモトから山を登って行かなくてはなりません。

大先輩の二人について行くこと数十分。

 

ついに到着です!その水源にたどり着きました。

山深い急峻の谷間に、その古いタンクがポツンと設けられています。

 

都会モノにとっては、ナントも神秘的であります。

 

幼い時に市営の浄水場に見学に行ったことがありますが、都市のそれとは雰囲気が違うのであります。全体的に神々しい感じてあります。

よどみなく山から湧き出る自然の水。

 

ある沢の水は、川に注ぎ、都会での生活排水と混ざり、浄水場でろ過、塩素殺菌され水道水として飲みますが、私たちは直接その湧水、ナチュラルミネラルウォーターを引いているのですから、なんとも贅沢な話です。

 

ただ、まぁ手間をかけ自分たちで維持管理していく訳です。

 

ですので今回、当番の私たちもタンクの掃除や配管のチェックなどの管理に来ている訳なのですね。

そんな「お金を掛けずに手間をかける」とは、まさに里山DIY流!

 

ビチョビチョに濡れながら掃除に汗を流しながらも、連綿と管理を続けて守ってきた先輩から、いろいろな知恵やノウハウを教えて貰って、個人的にはめっちゃ楽しんでいます(笑)

 

キレイな水が湧き続けるとは、まだ自然が元気な証。

この山が元気な限り、水は湧き続けてくれるのでしょう。

 

先輩のみなさんは、そんな願いや想いで、水道管理や里山をキレイにしています。わたしも新たな気づきを得て、作業に熱が入りました!

礎石には1957と記されています。

先人たちの血の結晶が今でもこうやって残され、大事に使い続けている訳です。

 

水は何物にも代えられない貴重な資源。一層大切に使おうと思いました。