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風の谷の整備 ワークショップ②


先月に行った「風の谷の整備」ワークショップ。

好評につき!?また民家の学校のみなさんをお招きし、二回目を開催です(笑)

 

12月に入り、ここのところ寒い里山ですが、

今日は比較的に温かく天気にも恵まれ、ワークショップ日和です!

 

午前中はその気持ち良い山の中を散策しながら、里山地形、主に水と風が通る谷の状況を確認して「大地が呼吸している」その環境を体感して貰いました。

 

起伏に富んでいるので生態系は豊です。敷地を散策しているだけで色々な変化や新しい発見できるので、散策は里山環境を知る上でも大切なルーティーンなんです。

 

冬支度した里山では、寒い反面蚊がいなく、それだけでみなさん快適そう(笑)

みなさん、冬の里山を散策して何を感じ取っていたのでしょうか。。

 

さぁ、お昼をすませて体験作業に入りますよー

 

谷のゴミ拾い 

いやはやいきなりゴミ拾いなんて。。(苦笑)

 

前回はこの谷の整備して、下草や竹を刈ってキレイにしたんです。

そのお陰で、この谷には風が抜けるようになったのでしょう。。

谷底がクッキリなったことで、長年埋もれていたゴミが露わになったのですね。

 

これも谷がゴミ箱になっていたという、この里山の現実でしょう。

 

保水した山の水は、このような大谷に集まり川へとつながっています。

山の代謝を促す大谷は、とても大事なトコロです。

 

人に例えるならば、排尿する大事な臓器のような場所でしょうか。

その大事な場所が、ゴミ溜めになているなんて。。。

これが身体なら、ソコは必ずきれいにするだろう!と思うのです(笑)

 

里山暮らしをする者、したい者にとって、そう考えると、ゴミ拾いは単なる片付けではないのですね。これも同じ里山再生となる大事な作業です。

ゴミがあってもなんらイイことはありません。ただ悲しくなるだけですから。

 

今回のみなさんの姿を見ても、そんな自然へのリスペクトを感じました。黙々を作業されて、谷がめっちゃキレイになりました! 里山もよろこんでいますね。

 

気持ち良い作業のあとでの一杯は最高ーに美味いですよね!

今回の最高の一杯は、ビールでなくモチロン日本茶ですが(笑)

 

貴重なお茶を、最善の煎れ方で、ふるまって頂きました!

実に色々なお茶があるモノです! 種類だけでなく一煎目、二煎目でも、またお湯の温度でも味が違うのですね。お茶の世界も奥が深いですねー

 

みなさんと美味しく飲むお茶で、休憩時間がこんなにも豊かになりまるんですね!

Kさん、ありがとうございました。

 

体も温まったトコで、次はメインの体験作業にはいりましょー

 

溝づくり  

谷への斜面を横切るように、昔の歩道(ロマン街道)が通っています。

ただ長年の放置で、倒木や流土で道が消えかかっています(泣)

 

「消えかかっている道を再び里山生活路によみがえらせる」

ココを整備したら、里山をぐるっと一周できるステキな散策道になるでしょうね!

そんなロマンをMさんとシェアし、ココからスタートです!

 

ロマン街道開通へのカギは、この斜面際の溝づくりにかかっています!

また、ここは大谷へ続く水脈が交差するので、ボッコを設けて流れを促進する処理もしていきましょう。

 

ショベルにツル、ダブスコ持って、いざ!溝づくりボッコづくりと。。。

今回、みなさんにも里山再生の真髄ともいえる作業を体験して貰いましたー

里山再生の重要な技術とロマンのあるミッションに、ハードな作業でしたが、

みなさんの意識と集中した協働で、予定の作業を見事完遂です!

 

今回もこうしてワークショップをやらせていただき、

つくづく「この瞬間、この縁」と言うの実感させられます。

 

前回と同じワークショップでしたが、作業では前回のタスキを受け取り、また次につなげていく。そうして様々な人に関わりながら、同じ里山再生の変化を一緒に感じて貰う機会。想いを共に人とつながり、そして何かが生まれてきそうな予感。

今この瞬間やってよかったと実感します。

 

今回も楽しく良い機会となりました。みなさん、ご参加ありがとうございました!

 

あとこの様な機会が、どれくらい出来るのであろうか。。。