森に赤が映えます、今日の里山。
一晩明けても「あずき色」とはなりませんでしたねー(苦笑)
色は褪せてくるので、このまま様子を伺いたいと思います。
明日が雨の予報の今日は、一気に防水シート貼まで終わらせますよー
ヒトリ慌ただしく大忙し工程の本日であります。
忙しいとて手抜きは出来ない性分。
屋根の下地材として使う杉の荒板を「現し」としても使っていきますー
荒板だけに、カナリ粗目の材料。もともと仕上なんかには使われません。コスパが良い無垢の杉板のこの下地材を、手間をかけてナントか仕上げ材としていきます!
魔法がある訳でないし、わたしの技術には限度がありますからね。
誰もが出来るひと手間でやってみましょうー
先ずは、キレイな面を選びその角をカンナで取って「現し面」とします。
6束60枚ほど、ヒタスラ面を取ったら、すべてを並べて板の状態をチェック。
節なしのモノもあれば、節が多いモノ、白太のモノや赤味のモノ。。
チェックすると幾つかまとまって分類できるモノです。
例えば、無節の白太材を五右衛門風呂の天井付近に、赤味材はトイレ天井に、節材などを軒下になど、場所場所にまとめて使えば、この様な材でも見栄がでます。
まとめて統一感を出して使うようにするだけで、雰囲気は変わるもんです。
部屋別に使う材をグルーピングしたので、早速その板を貼っていきましょうー
こんな感じで、基準面を決めて、水糸をガイドにして貼っていきます。
トンカチ持って屋根に上がり、釘をいっぱい口に頬張って、
「ペッ、トントン、ペッ、トントン」
このリズムよくなってくると、作業がはかどってきます。
「ペッ、トントン、ペッ、トントン」
機械音ナシ。屋根の上でこんな作業も良いモノです(笑)
こうやって見ると「現し面」でない面は、粗雑に見えますが、
下からの景色「現し面」は見栄えが出ましたね!
荒板にしてはナカナカです。仕上感が出て良くなりました。
五右衛門風呂入りながら、天井を見上げることあるでしょうからねー
金かけず、ひと手間かけた甲斐があったってモノです(笑)
手間をかけた分、時間は消費されます。日が暮れかけました(汗)
明日は雨予報(汗) 急いで防水シートを貼っていかなくては(汗)
この防水シートは、アスファルトルーフィング。
オイル製品は極力使いたくありませんが、屋根の防水に関してはコレに代替わりチョイスできるモノがありませんでした。これからの課題ですね。
大きさに切ってタッカーで留めるだけ。ルーフィングは施工性も楽です。
こうして日暮れまでに一連の作業は終わりました。
ハードな一日でしたが、これで明日の雨も安心です!
暗くなった里山では、ケモノの声が聞こえてきましたー
火を焚いてないから少し怖いですね。さっと片付けして帰りますーー