今回は、作業テンコ盛りなので大忙しですー
専門的な話となって、分かりづらいかと思いますが、お付き合い下さい。
早速、「墨付け」からいきますー
前回、水盛管で各柱に印をつけました。と同時にFLを決める作業をしたんです。
これは、設計図から離れて定石の作業工程を少し変えた試みなのです。
現場の状況で、掘建て穴の深さはマチマチ。
なので、今回は底面を固めず下から寸法を合わせ追っていきません。
そのため基準とする柱を一本決め、そこからFLを決める作業をしたんですね。
ナニやらややこしく、メンドクサソーですかね(苦笑)
けれど、これって結構大事で、定石通り「地面を掘る寸法まで決める」と、岩盤層だったり大事な樹の根っこがあったりしても、自然環境に合わせた施工対応を殆どしません。もちろん現場合わせはしますが、一般的には設計寸法優先ですからね。
このやり方では、寸法を守るために機械を使ったり大木の根っこを切ったり。。
ですから、今回ちょっと寸法のおさえ方を変えてみたって訳です。
普段のやり方などを変えてみるのは、一種のチャレンジですが、
新たな発見があるかもしれません!
いろいろ試しながらDIY向けに簡単でやり易い工程を探していくのも良いのもです。
DIYですからね、臨機応変に頭と五感で対応していきたいのです!
カナリ横道にそれましたが(笑) そのFLから寸法を追って柱と梁の墨付が完了っ!
墨出しさえシッカリできれば、後は「加工」が楽です。
丸太なので複雑な自然の曲面上に加工していきます。
ですのであまり多くの道具を使わず、必要最小限のチェーンソーワークがメイン。
一方、製材はすでに精度がでているので、加工もそれと同じ精度が求められます。
垂直水平ラインをコンマミリ単位で正確に合わせ加工しなくてはなりませんし、
それに合わせた道具も結構必要になります。
製材は、誰でも加工はしやすい良さはあるのですが、
大工さんのようにキレイに仕上げるのは大変ということなんですよねー
チェーンソーの基本技術と加工のカンドコロを押さえれば、
わたし的には、丸太材を扱うのことは、とてもDIY向きであると思うのですが。。。
今日は横道が多いですね(笑) 加工も終わり、次は「化粧」に進みますー
オービルサンダー、ベルトサンダー、ディスクサンダーなどなど。
丸太の仕上(化粧)に使う、研磨する道具には、さまざまなモノがあります。
適材適所はありますが、ケッコウ好みや手間度で道具をチョイスしちゃいます。
今回、柱はディスクサンダーで磨いて、
梁の方は、日焼けしたり汚れているので、曲面カンナでラフに仕上げしました。
別に化粧しなくとも問題はないのですが。。。
装飾的なモノはあまりしないのですが、丸太は必ず磨くんですね。
ひと手間ですが、磨いてあげると「グッ」とキレイになるんですよーー
最後は、磨いた上から亜麻仁油でフィニッシュ。
「磨いて軽く塗料」の派手さはない お化粧ですが、
丸太のやさしい素性が、十分表にあらわれてきますよ。
この亜麻仁油、塗った直後は茶黄色してますが、
あとでイイ感じで落ちついてくるんです。
今回は建築トピック満載、それに横道にもそれまくりましたが(苦笑)
「墨付け」「加工」「化粧」と一気に作業し終えました。
これで丸太もキレイになって、いよいよ上棟の準備ができました!
天気を待って、これまた一気にやっちゃいます!