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はつり職人


本日も里山では、はつり職人Nさんが来てくれて、

杉の丸太をハツってもらいました。

 

「ハツリ」とは「削る」を表す用語で使われますが、

ココでのハツリは丸太の側面を削り建材などに仕上げることを指します。

 

そのハツリに必要な道具と言えば、

まさかり(右)にちょうな(左)です。

「まさかり担いだ金太郎♪」は大工だったのでしょうか??

 

その可能性もゼロではありませんが(笑) マサカリは大斧の総称でもあり、大工道具として丸太の側面を削り取ってザックリ平面を出すのに使います。

「カツ、カツ、トン、トン」

Nさんの刻む音が心地良く響くためか、小鳥が近くでサエズリはじめました(笑)

 

チェーンソーでは、こうはなりませんから(苦笑)

手工具が奏でるハーモニーは、自然に優しいのでしょうね。

 

一方のチョウナは、その平面の化粧仕上げに使います。

細かくキレイな模様が、表面に浮き出てきます。

墨も打たずに、キレイな平面が仕上がりました!

 

木肌の肌ざわりも、色や香りも、チェーンソー仕上のそれと違うんです。

木の繊維を壊さない為か、クリアな色付きで、優しい清々しい香りですね。

 

「素晴らしぃーな!この自然な風合い」

 

まさに古民家にピッタリです!

この出会いも何かの導きかもしれません! ありがたい縁ですね。

 

ありがとうございます、Nさん。

色々な人に支えられて里山がマスマス面白くなっていきますよー