本日も春の晴天! ログ作業日和です!
さぁ、今日から丸太を刻んでいきますよー
早速チェーンソー持って始めていきます!
まずはシルログの加工からはじめていきます。シルとは土台の事で、これから基礎束に定着するようにシルログを刻んでいきます。
「っん!?バーが入っていきません!」
本来だとチェーンソーのバーをすべらせて平引きしていくのですが。。。
この皮むき材の乾燥ヒノキ丸太は、縦引き出来ないほどカナリ硬いのです。
これは驚きの体験!ヒノキの秘めた力にちょっと感動。
それでも作業はリセットできないので、基本に戻って刻みを再開です。
まずは無数の切り目を入れて、それをゲンノウで叩き取り除いていきます
その上でブラッシングして、木っ端を除いて粗方平面を出してみました。
こんな感じで対応ができましたねーー基本はいつでも大事ですね!
そしてサンダーを使って、平面に仕上げていきます。
磨いていくとキレイな年輪がイイ香りとともに現れてきます。
ヒノキの心材はさくら色、辺材の白太とのグラデーションが上品なんですね!
晩春の晴天の下、いまいちど桜を愛でるかのように、ヒノキと対話します。
平面を出す際は、膨れやワレを考慮して、凹型にします。
丸太では、このように丸太の変化を見越しての、加工処理が多いのですね。
生木を扱うログワークならではです。木が生きていることを常に意識しますね。
こうしてシルログとなる丸太と会話を済ませたら、
束基礎に設置して、土台を完成させていきます。
9mともなると、相当に重い丸太。
けれど、このように天秤にしていけば、一人でも長モノが扱えます。
豪快にこの巨大なシーソーを操るのが、またオモシロイ!
そのために加工場所の位置や向きなどが大事なんですよねー
これを怠ると後でエライ目にあいます(笑)
しっかりと基礎束据わってくれて、シルログが納まってくれましたね。
丸太が森に映えて、イイ感じです!