三日目の今日は、
以前から気にしていた「傾き」の矯正に取りかかります!
先ずは、以前計測した数値を基に、
古民家南面部が西側に下がっているレベルを水平に調整していきます。
今日はやっくんがいないので、
黒子を返上して、ツルハシ、スコップを使ってパワープレーに参加(汗)
土台の下にジャッキを設けるための空洞を3か所作りました。
土台下端より40㎝くらい空間ができたら、ジャッキを設置。
当て木をかまして、ジャッキを上げていきました。
一番西の端で3㎝上がるように、
3台のジャッキを調整しながら、ゆっくりレベルを合わせていきます。
レベルがあったところで、束石に当て木を設けて安定させました。
土台への負荷を分散させるためにも、ジャッキ場所にも独立基礎を作って、土台からの荷重を支えます。この施工はまた後日。
レベルを合わせたところで、本丸の「傾き」の調整に取り掛かります!
今回は前回の雪辱戦、多少本気出して(笑)
1.5tのチルホールをダブルで、通し柱ではなく外の木の根元にセットアップ。
3tの力をもって古民家の重い腰を上げていきますー
(人力なので実際は3tありませんが・苦笑)
「ガチャ、ガチャ」。。「ピキピキ、ミシミシ」
「ガチャ、ガチャ、ガチャ」。。。「ピキピキピキ、ミシミシミシ」
ダブルの効果は絶大!また木の根元に掛けたのも良かったのでしょう!
ホームセンター仕様のチルホールがウナリを上げながら、
大きな古民家が動き、傾きが戻ってきましたー
「スゴイ!柱が垂直に!!」
まさか完全に戻るとは、期待していなかったので、大きな驚きと喜び!
外から見ても、東に(写真右に)傾いていた柱が、真っすぐになっています!
安価なホームセンター仕様のチルホールと掘り出し物のジャッキ。
それに古民家改修未経験の大人二人。
モノとヒトは使いようってことでしょうか(笑)
コスパ的には、最高ですよね! DIYバンザイです(笑)
あれっ!? 気づくと下屋部分の玄関の建付けに大きなすき間が!
玄関戸の建付や矩は取れていたので、今回の引っぱりで傾いたようです(苦笑)
。。。ということは、50年前の大改修時には、沈下は落ちついて、それ以降は古民家の傾きも一定に安定していたのでしょうか。そんな見解が浮かんできましたー
こんなところから、これまた大きなメッセージを頂きましたねー!
もし沈下が治まっているということなら、過度な基礎の補強は省けそうですね。
これは、改修の手助けになるヒントとなりそうです!
アドリブ上等!面白くなってきましたー(笑)