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里山に暮らすこと


あれから、里山作業をはじめて10カ月近く。

作業はまだ道半ばではありますが、里山が少しずつですが輝きはじめてきました!

 

体にムチ打って野良仕事をつづけ、あの暗かった里山が、少しづつですが風が抜け陽が入るようになり、森に生気が戻ってきてると感じています。

 

樹齢100年、200年の大木に囲まれて、太陽からの木漏れ日を浴びれば、

自然と心に込みあがるナニかを感じてくるんですよねー

 

時折見せてくれる、そんな自然のかがやきに感動を覚えるこの頃なのです(笑)

「自然な状態」は気持ちいいと感じますが、「不自然な状態」だと感じれませんよね。 人が元気な森に入って気持ちよく感じるように、それは里山も同じです。

 

当初、この里山に来た時に、正直「気持ちイイー」とは感じませんでしたが、

最近は、素直に「気持ちイイー」と感じれています。

  

ここも徐々に「自然の状態」に戻ってきているのでしょうか。

少しでもそうなってきていれば、うれしいですね。

目指す「里山での暮らし(古民家で暮らす)」とは、

その自然環境で暮らすということ。

 

今ではそのような里山くらしへの考え方も、

当初は古民家DIYをメインで考えていたんですね。住まいだけ直せばいいかなっと。

  

けれど、作業をはじめてから、「ただ気持ち良い住まいを作っても、その里山の大地が気持ちよくないと意味がないんじゃないかと」そんな感じで、住まいとなる古民家も里山の一部と考えるように変わってきたんです。

 

だから「きこりの古民家DIY」でなく「きこりの里山DIY」なのですね(笑)

田舎暮らしも様々なスタイルがありますから、古民家と一緒に失われている自然の輝きを取り戻していく暮らし方もひとつあると思うのです。

 

「ノラ作業が生活と自然をつないでくれました」

 

自然の中で作業をしていると、綺麗に咲いてくれた草木に感動したり、森で木漏れ日に包まれ安らいだり、心の奥に訴えてくる感覚を感じとれるようになりました。

 

そうした手間をかけ環境に対して出来ることを実践する分、自然は応えてくれるので、自然とは自らの愛情を映し出す鏡ともなるのでしょうね。

 

里山をDIYする甲斐がそこにあるんじゃないかなぁと思います。 

今ではそんな感覚を与えてもらっていると日々気づかされますから(笑)

丸太の家を作ったカナダの日々もそうでしたが、自然との調和の中で暮らすことは、平和と自然を大切にする心が生まれるそんな素晴らしい機会だと感じます。

 

きっとそこには、人にとっての「幸せの営み」があると思っています。

 

はじめてまだ10ヶ月、まだやることがテンコ盛りですが、里山DIYを通してその「幸せの営み」を目指そうと一層強く思いましたし、老体にムチ打って大変ですが(苦笑) 引き続き手間をかけ、里山の輝きを取り戻していこうと思っています!

 

そして輝きを取り戻したその先は。。。

これもまたボチボチお話できればいいなぁーと思っています(笑)

普段は、ひとり木々や動物に囲まれた自然の中でやっているので、

このように誰か見てもらえるブログの機会は大変ありがたいですね!

これもまぁーひとり言には変わりありませんが(笑)

 

あっという間だった10カ月間。それでもまだまだ道半ば。

これからも精進がつづく里山DIYをよろしくお願いします!