軽井沢って、雰囲気のあるところですねー
木の種類も森自体も千葉のそれと全く違いますねー
軽井沢と言ったら、吉村順三設計の「軽井沢の山荘」を思い浮かべます。業界ではあまりにも有名で、一度は見学してみたい建築なのですね。学生時代はこれを手本に設計の勉強したこともあり、思い入れもある好きな建築なんです。
残念ながらその「軽井沢の山荘」は私有地なので見学は出来ないのですが。。。
ナント!他にも吉村建築が軽井沢に!
カニングハム女史が「日本の青少年に音楽を」と私財を投じて作られた「ハーモニーハウス」がそれであります。
現在はシェアハウス&カフェを運営しながら、老朽化した建物の維持保全活動を行っていて、めずらしく一般に吉村建築を体感できる貴重な建物なんです。
そこでハーモニーハウスでお茶しに軽井沢まで足を伸ばしに行ってきました。
自然光と外の緑の取り込み方、そしてヒューマンスケールがゼツミョウでした。
この自然な気持ちいいー感は吉村建築の特徴なんでしょうね、とても好きですね。
たまたま、図面の展示も開催されていて、回廊に実施図面がビッシリ60枚。
これはうれしいサプライズと勘所の詳細図もじっくり拝見出来ました。
不自然さを感じることのない空間に、心地良さを感じていました。
20世紀からの建築は流行廃りが激しくて、早熟的な恰好をつける建築が目立つのですが、ここで見たハーモニーハウスは、成熟した恰好のよさがありました。
これからも決して色あせることがないでしょうね。
まだまだ学ぶことがたくさんあるんですねーー巨匠に感謝です!