今日もノコとヘラを片手に間伐です。
「ん!?ナンか皮が剥けにくいなー」
根が水の吸上げを止めだしたんですね、ということは、秋です!
杉が冬支度を始めだしました。自然は実に敏感に反応しているんですね。
これが皮むき間伐がそろそろ終わりというサインなんですけど。。
まだ皮むきしたいのが残っているので、今日は少し指向を変えてやってみます。
杉は2,30cm幅の帯状の樹皮を剥ぐと、水を吸い上げられずに立ち枯れしていきます。この性質を利用したのが皮むき間伐なんですね。
これまでは、出来る限り樹皮を剥いた状態を目指して皮むき間伐してきました。しかし、キレイに剥けなくなってきた今回は、材としての利用に重きを置かずに、 森に陽を入れることを優先する場所で行いました。
キレイに皮が剥けなくとも、これならこの時期でも作業ができますからね。
ただ、キクイムシが樹皮と幹の間の甘皮部を食べに入り込んでしまいます。キレイな材として使えるようになるべく樹皮をめくりたいところなのですが。。。虫食いリスクは覚悟しなくてはなりません。
自然相手ですからね、いつも一筋縄ではいきませんよー
多少のリスクは、いつもヨシです!(笑)
方法や材の用途など臨機応変に対応すれば、季節に合わせての伐木(間伐)は出来ると思います。これから本格的な伐木の時期に入っていきますが、皮むき間伐はそんな春から夏にかけてのきこりの知恵のひとつですね。