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里山ドリームハウスDIY 家づくり編?⑩


「仕事も暮らしも田舎にしシフトして、理想のファーマーライフを実現できる住まいをつくりたい!」 Ⅰくんの想いを受け始まった、里山ドリームハウスDIY計画

 

本日、春にしては異常に気温高いIくんの里山。

けれどさほど暑さが気にならない このきこりにとって 快晴作業は大歓迎です(笑)

 

今日は重機の使えるこの晴れの機会を使って、これから梅雨シーズンも近づいてますし、Iくんと私とで土木作業を行っていきますー

こんな晴れでも アチラコチラ水溜りの酷さが目立っています。

 

冬場開拓エリアを広げた伐木の影響なのでしょう。

陽は入るようになったのですが森ダムの機能は低下しているようですね。

 

ですので前回の作業と同様に溝や縦穴を設ける大地の保水力を上げる土木作業を行い、人が通るこのエリアでは端材を使って暗渠バイパスに仕上いきました。

 

一方、MさんFさんとでAフレームの加工の方を進めてもらっていますー

架構構造であるAフレームの加工の良し悪しが、この家の構造の質を決めます。

 

その構造体の加工は簡単には仕上げられませんので、コツコツと回数を重ねて、施工技術を上げていきながら精度を高めていく段取りとなります。

 

逆に言えば、シッカリ構造体を仕上げられるようになれば、自分でも家が作れるようになる訳ですね。ですからここで経験値を上げてグッと実力を付けられれば、ビルダーとしての能力や資質が得られるのです。

と私の言葉通りに、MさんFさんにはじっくり大工作業に集中してもらいたいトコですが。。里山作業はそんなに甘くはありません!

 

マンパワーが足りず急遽二人にも土木ガテン作業へ合流してもらい、現場で必要な作業に対応してもらうのです(汗)

 

百姓とはよく言ったもので、この様に里山では様々な作業ができないと暮らせないのです。自然は厳しい反面、何でもできるように己をタクマシクしてくれます(笑)

 

二人が丸太橋を作っている一方で、Iくんはひとり下階で掘っています。

上からの水脈が下の大谷の方に流れるように、この場所を大きく掘って水を貯められるようにします。こうして生きた水として生きものが暮らせる環境の池を作り、動植物の多様性を育んでいくのですね。

 

所謂ビオトープ。こうした適所にビオトープを作ることで、地下水脈の流れも良くしながら自然の多様性も豊かにできて一挙両得なのです。

 

Iくんの本日は 大工作業できずに終日環境を良くする土木作業となりましたが、里山オーナーとは常に自然環境づくりも担っている訳です。

 

こうしたIくんのような人が増えれば里山の環境、ひいては地球の環境も良くなっていくのだけどなぁ。。