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里山ドリームハウスDIY デッキ編⑪


「仕事も暮らしも田舎にしシフトして、理想のファーマーライフを実現できる住まいをつくりたい!」 Ⅰくんの想いを受け始まった、里山ドリームハウスDIY計画

 

巷ではGWに入ったようですが、本日も快晴のIくんの里山での作業!

里山に籠り世捨て人のような私には、もはや曜日の感覚がありません。。(苦笑)

 

前回、みんなで見事12mの梁(ラスボス)を設置したので、今回は一気に中ボスの大引をやっつけてしまいましょう!

 

本日も危険でハードな作業が予想されます。

そんな一戦に備えて、先ずは大ボスとの戦いで破壊されたやり方の復旧から。

基準線を示してくれるやり方は重要です。デッキだと軽んじずにしっかりと直して、芯線を大梁に写していきます。

 

私の場合、丸太を扱う際にはボルト系の金物をよく使います。Iくんの掘り出し物の資材を活用して、今回もボルトで躯体同士を緊結していきます。

 

いつも素敵な写真を撮ってくれるRさん。

こんな感じでみんなの作業を撮ってくれているんですよー(右:撮影娘さん)

今日もどんな表情が見られるのか、写真が楽しみです!

 

さて、要所を金物で留めたら、次は大引を動かしていきましょうー

 

中ボスとて8mモノもあるので本当に気が抜けません!Iくんを中心にみんなワンチームとなって10本の丸太を大梁の上に移動させていきます。

実際はユンボのオペや玉掛けの技術や知識が必要となる作業。ココではカンドコロの説明をして現場での実践となりますが、みんな集中して良くやっています。

 

シロウトのみなさんが、しかも限られた機械や原始的な道具を使ってカラダを張ってやっていますから、いやぁーー立派を超えて。。馬鹿だと思います(笑)

でもね、こういうことがやりたかったんですよね。

 

丸太と格闘して土にまみれて。。ハードなことやっているんだけどみんな笑顔(笑)

 

そんな つくる技術の習得だけでなく、自然の中で、丸太と向き合い、家を建てくらす。このプロセスを仲間と共に、大いに楽しむこと。。。

カナダで得た「つくるたのしさ」を、想いのある同志にシェアしたいと やってきたから、Iくんにはホント感謝です。

 

昔、ある意味では都市づくりに関わっていた自分が、

きこりを経て、今では荒れた里山をデザインしてDIYして。。。

Iくんだって、有機的な新しい農業のカタチを実現しようと、都会での仕事や生活をシフトして、今では里山で様々な作物を生産していて。。

 

ここに都会から来て作業している みんなだって同じように感じます。

 

そんな自然の中で自分を解放したい仲間が、Iくんの里山に集まって作業して。。

人生って、未知との機会に満ち溢れていてオモシロイですな! 

環境2030年問題に鑑みて、既に手遅れだと言う人もいるけれど。。。

 

地球にローインパクトなシステムをつくって、自然を循環できる持続的な暮らし方を里山で実現できれば、今後も地球で人が暮らせる環境を子供たちの世代にも少しは残していけるのではと、自分の中ではそう信じてココまでやってきたのだが。。

 

それだけに これから残りの10年、自分にとってのミッションは、きこりと建築で自然を循環できるDIYシステムをつくって 人の営みを里山に戻していくこと。

この20年間培ってきた すべての経験や技術を活かして試みていこうと思う。 

 

Iくんのようにヴィジョンを持って里山暮らしをしている人・したい人を支援していけば、みんなで協力して環境も社会も良くなっていくんじゃないかと、未来に希望が持てるし。。。

 

。。みんなの姿を写真で見てたら、ついそんな話が引き出されてしまった(苦笑)

 

今日で見事に大引もクリアし、次回は躯体の仕上&板挽きに入りますー