· 

丸太小屋DIY 仕上編⑫千秋楽


ここのところ気持ち良い秋の晴天が続く里山。

 

ログ作業の方は、床の施工が終わり本日をもって最終作業です!

いやぁー待ちに待った完成の瞬間を迎える時が来ましたねー(笑)

 

最後となる作業は、コマゴマした部位を一気に仕上げていきます。

ドア枠のクリアランス部分の処理や巾木を設けたりとそんな内部仕上から、仕口部のコーキングや小口の化粧などの外仕上まで。。。とまぁ色々コンマイ部分ですが、これまでを振り返りながら丁寧に愛情込めて最終仕上げを施していきました。

 

ひとつひとつ形が違う丸太を扱うことは、常に丸太との対話が必要となります。

 

ヒネッタ形の丸太とは時にはケンカをし、重い丸太が納まったときには喜びながら、常にビルダーと丸太がお互いに必要なものを見出し、木を「住まい」というモノへとタマシイを吹き込むかのようにカタチづくっていくのです。

 

こんな作業の中、丸太や自然に対して愛情が湧いてこないはずがありませんね。

 

この小屋に刻み込まれた丸太との対話の日々も、これからも忘れない思い出となるでしょう。

昨年春からはじまり、1年半を経てようやく完成しました!

 

実働期間は1,2ヶ月位ですが、この1年半の丸太とのやり取りは、ハードでしたが実に楽しく、大いに自分を成長させてくれました。

 

「自然のまま、丁寧に建てられたログハウスには、平和と自然を大切にする心が育まれる」とカナダで教わり、こうして今ここでも実感しています。

 

また一つ楽しい重労働を、今ここに成しえて、

人間が自然との調和を本当に必要とする理由が、また一つ理解できた気がします。