ピークは過ぎたとはいえ、まだ暑さビシイ里山。
それでも時折り、秋の風が吹いてくるようになりましたー
ログ作業の方は、今回より内部の作業に入っていきます!
いよいよ室内の壁と床を残すのみ。チラッと完成がみえてきましたね(笑)
まずは壁の塗装からはじめていきましょうー
わたし的には小屋とて空間環境もちゃんとケアしたいところ。
室内側は、すこしフンパツして自然系の塗料で仕上げていきます(笑)
今では便利な塗り道具もあって、この規模だと一気に塗れちゃいましたね。
濃い系の塗料なので下書きや汚れ箇所もそのまま上塗りで大して気になりません。
ただ壁や天井が濃い色だと、空間が重く感じられるので注意が必要ですね。
今回は間に漆喰を入れるので、軽い感じが出てくると思いますよ。
ではその漆喰の準備に、まずマスキングと継目の補強を施します。
それから下地シーラーを塗布していきます。この手間と精度で仕上の良し悪しが分かれますので、DIYとて下準備をしっかり丁寧にいきたいところです。
土壁材は木材との相性も比較的良いですし、漆喰や珪藻土などは調湿性や抗菌性などの室内環境での良い効果も期待できるので、現在でも幅広く使われますよね。
実際、丸太との相性も良いので、海外でも組み合わせて使われます。
そんな呼吸する壁の塗材系の場合には、使用場の環境に合わせて、材料の配合が変わってきます。塗壁材の調合は、勘や経験が求められる職人技の領域なのです。
理想は調合もDIYしたいのですが、高いハードル。(けど次回はトライしたい!)
今回は洋モノ既製品(余りモノ)があるので、これを使用して施工していきました。
(海外品を使用する際は、気候が日本とは異なるのでその点注意下さい)
クリーム状のかなりユルイ海外漆喰をシーラー塗りの下地に一発仕上。
コテに刷毛も使って、ナンとか刷毛引き風に仕上げてみました。
今回はナンチャッテ土壁ですが、丸太に映える漆喰がまぶしいですね(笑) そんな漆喰が壁面のアクセントになって、この小屋のデザインを特徴づけています。
それと丸太と漆喰の質感が、空間にオーセンティック感をもたらしています。
よく見ると不陸や塗ムラ。。わたしの左官技術ではイッパイ イッパイなのですが、それがあまり気にならないくらい(苦笑)
DIYとてやっぱり自然素材で作ると、全体的なまとまり感、何とも言えない落ち着いた風格がでてくるんですね。
コツコツ丁寧に仕上げてきて、小屋に命が宿ってきましたねー
次回は、チリ周りの仕上や調整していきますー完成が楽しみです!