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クリプトメリア ジャポニカ


杉は、日本固有の在来樹木。日本人ならず日本木。

 

この里山でもたくさんの杉が植わっています。人の手で杉(針葉樹)を植林した「木の畑」のことを人工林というのですが、今回は、実生の杉のお話。

 

実生とは、草木が自然に発芽し育っていくことを言います。

 

ただその杉の実生率は、自然の環境下でとても低くて、落葉地表面では3年生存率でほぼ皆無となるくらいです。

 

杉(日本木)は、どんぐりの木と違って、天然更新がとても難しい樹木なのです。

 

しかし、ナンとこの里山では、そんな希少な実生から育った杉が、たくさん存在しているんです!!しかも驚異の実生率で(笑)

 

それが不思議とログデッキの周辺の狭いエリアに集中して、全てが(杉)丸太の根元部分から育成しています。

 

そこで気になって少し調べてみると。。杉の天然更新が皆無という訳ではなく、(杉)根株や倒木周辺では、実生率生存率で数値が高くなっている統計を発見。

 

この点から天然の杉は、丸太(仲間の亡き骸)の元で、新しい命が紡がれていくと言えるかもしれません。

ここでフト思い出すのが「広葉樹のコミュニケーション能力」のこと。

 

広葉樹の樹木たちは、危険を知らせ合ったり、エネルギーを分け合ったり。。根っこで仲間(同僚樹木)とのコミュニケーションをとって生きているという。

 

その著書では針葉樹については、そのようなことを述べていなかったのだが。。

「クリプトメリア ジャポニカ。。もしや!?」である(笑)

 

意識的に仲間の亡き骸の元で成長したいのでしょうか!?

亡き骸の丸太とは何かコミュニケーションしているのでしょうか!?

日本木なだけに杉輪廻のような世界が存在するのでしょうか!? 

 

実生杉がログデッキ周辺だけに存在している事実。。。なんとも不思議です。

やはり杉たちも独自のコミュニケーションを持って生活しているのでしょうか?

 

杉だけに考えスギでしょうか(笑)