「敷地の資源を活かして、カッコいいウッドデッキを作りたい!」というGoくんの依頼を受け、巨大ウッドデッキ作りの指導に房総勝浦の里山に来ています。
今回はミッション9&10日目。
長梅雨の影響もあり延期されていましたが、いよいよ最終回!
最終日にはデッキ板敷き&諸々の調整と仕上を行っていきます。
新たな仲間と女性陣も加わって、安全作業で完成を目指していきましょう!
先ず、躯体の塗装から。
年を重ねるにつき味わいある雰囲気となってくる丸太ですが、自然素材なだけにケアが必要ですね。仕口や小口部分を中心に塗って木材を保護します。
塗装終えて、みんなが魂込めて挽いた厚さ60㎜の特大丸太板を敷いていきます!
デッキ板は形状や大きさを見極めながら、リャンコに配置しながら施工していきます。チェーンソーとサンダーを使ってディテールを調整し仕上げていきますー
ココまでDIYしてきただけに、みんなの経験値、技術共にあがっていますね!
チームワーク良く板敷き作業が進んでいきます。
一面に広がるDIYした丸太板は、製材には無い強い存在感がありますねー
仕上には端部の木口を揃え、目立つデコボコや歪みを調整して、塗装に入ります。
角材と違って丸太材なので形状は一つ一つ様々。不揃いの目地やデコボコは生じてきますが、それ故にこのナントモ言えない自然の風合い感に仕上がるのです。
また、余った端材を使って階段やベンチなど、これまでの技術を使ってのDIY。
丸太を使ってモノづくりが広がって、とても嬉しいですね。
最後の仕上げ作業に塗装を施していきます。
Goくんの希望で自然塗料の柿渋をチョイス。
無臭タイプだしこれなら女性陣もみんなで安心して塗れますよね。
柿渋は塗装時は赤茶けた色となりますが、天日下に置いていると、色も落ちて味のあるシルバー(木そのものの色)となっていきます。
全ての工程を終えて、丸太デッキが完成しました!
里山産100%。素朴なワイルド感が、ココの環境と良くマッチしていますね。
全10回。これまで木を伐る作業からはじめ丸太デッキをDIYしていきました。
きこり作業をDIY出来るようになると、荒れた里山は再生できるし、里山資源を使って色々なコトが実現可能となってきます。また、丸太を扱うモノづくりのログ作業がDIYができれば、ステキな場づくりが実現可能となってきます。
それとログビルディングは個人の技術とチームプレイが醍醐味。自然の中、仲間とお互いに協力し合いながら一つのものを作り完成させていきました。
今回、そんな丸太DIYの楽しさ面白さの核心に触れて貰えたら嬉しいことです。
これからもこの経験を糧に、この里山の資源を利用し環境も良くしていきながら、理想の場所を自分たちで創造していって、益々活躍してもらいたいですね。