今日は古民家再生の現場にお邪魔していますー
案内下さったのは、里山DIYでも馴染みの古民家再生を得意とする建築家Rさん。
築150年以上の建物。これから再生して、若い夫婦の新居となるそうです。
「伝統建築(古民家)」って、技術的にも予算的にも工期的にも、建築したいと言われてもナカナカ建てられるモノではありません。新築は現実的ではないため、古い家を直し再生していくのですね。
それと古民家には、自然や立地の環境と切っても切り離せない関係性がありまして
現代の住宅「自然に対抗する箱」とは対照的に、古民家は空間環境が自然環境と直結しているので、建物自体も住まい方も自然との直接的な関係性を持っています。
そのため古民家は、宅地のような都市部ではその持っている機能のポテンシャルを十分に発揮できません。(建てて住むことはできますが。。。)
古民家は、建てる環境を選ぶのです。
まさに「自然と一体」オーガニック建築の極みそれが古民家なのでしょうね。
この古民家も150年前に、この場所の風土に合って建てられたもの。
それが今では宅地化や道路開発が進み、当時とは自然や周辺の環境は激変。
当然ながらそのため古民家の敷地自体の環境も変わってしまっているのです。
残念ながらこの敷地では水溜まりやジメジメが目立ち、古民家に悪影響を与えています。自然との有効な関係性を持ちながら、土地の改良が求められます。
そこで建築家Rさんから今回のお話を頂きました。
「古民家を再生して住むなんて ステキじゃないですか」
空間環境が良くなる自然環境づくりで、わたしも何かお手伝い出来できればと思っています。