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丸太デッキDIY@房総里山 ⑧


「敷地の資源を活かして、カッコいいウッドデッキを作りたい!」というGoくんの依頼を受け、巨大ウッドデッキ作りの指導に房総勝浦の里山に来ています。

 

今日はミッション8日目。

とうとう最終段階に入り、組上げ&調整を行っていきますー

また一方で本日は、コロナの影響で緊急事態宣言が出されるという最中。

 

そのため大事を取って我ら里山野郎での作業としました。全員マスク着用にソーシャルディスタンスで、一緒に作業してきた仲間の為にも、安全作業でしっかり仕上げたいと思います!

 

先ず、立ちはだかるのは5本の丸太。

挨拶代わりに「運べるものなら運んでみろ」と、丸太から3人へ挑戦状です(笑)

本日もユンボを欠く為に、人力での運搬です(汗)

 

基本、丸太DIYでは伐り手が「手に負えない丸太につくらない」モノなのです、これが不思議と。自然に丸太と対話して、経験値的に丸太を「手に負える大きさに加工している」のですね。面白い法則なんです(笑)

 

今回は末口23Φ 5mモノの丸太です。大関級の力士を三人で担いでいく訳です。

その手に負う丸太を前に、里山野郎に「ギブ」の文字はないのです(苦笑)

 

法則通りに無事に運び終えれば、次は調整に入っていきます。

この「調整」がクロ・シロの分かれ目となるのです。

しっかり調整すれば商品となりますし、できなければシロウト品質となります。 

 

伐り出した丸太は生木なので、時間の経過とともにまた加工の度合いによって、「曲がったり反ったり」変化します。

 

その点が角材(乾燥材)と大きく違う点で、丸太を扱う場合、現場合わせで調整する経験や対応力が問われるのです。ですので私の真価が最も問われている当回(笑)

今回も丸太に狂いが生じている為に、設計通りでは施工できません。その点を丸太と対話しながら反りを戻したり抑えたり調整していきました。

 

そんな調整作業では、里山野郎みんなでチェーンソーを電動工具に持ち換えて、ヒタスラ穴を開けまくり、丸太を磨き倒していきます。

丸太を扱う作業の場合は、使用する電動工具はだいたい決まって限られてきます。

サンダーとカンナはその中でも必須工具。

 

一度この機に、安全な使い方をしっかりとマスターできれば、これから丸太を扱うワークが一人でも楽しくなります!

 

今日はみんなの頑張りと「調整」の甲斐あってしっかり丸太が納まりました!

 

そして、このような状態での作業となりましたが、ナンとか3人で無事に終えることができましたね。今夜は美味しいビールが飲めそうです(笑)

現在ウイルスとの闘いで実に厄介な状況下です。

 

今回、作業自体を中止にするかとGoくんとも協議しましたが、幸い里山では3密対策しやすく、できる安全対策を施し元気に作業することを選びました。

 

都会では先の見えない不安と息が詰まりそうな生活の中で、必死に辛抱されていることと思います。幸いネットの普及でこのような交流は可能です。今の状況で人の交流は難しいですが、ブログを通して情報の共有が出来ればと思っています。

 

都会であっても里山であっても、励まし合いながら、この苦境を乗り越えていけると信じています。昨年の台風15号の被災の際も多くの方からエールを頂きました。

 

わたしたちは里山にて日々の作業をするしかできませんが、一刻も早い終息を願って、ウイルスに負けずに丸太デッキの完成を目指していこうと思います。