いよいよ来週末に迫った丸太小屋DIYコース。
第1回、2回にむけて使う丸太を建材を仕上げていきます。
今回つくる小屋は、日本ではあまりお目見えしない、ユニークな丸太小屋。
丸太小屋の代名詞「フルログ」と言われる、丸太のまま建てる工法ではない為に、丸太を多少加工して積み上げていきます。
当日の準備として、今日はその「多少」の加工を施しておきます。
用意するのは、お手製のガイドレールと大物担当のハスクバーナ。
これから40㎝級の丸太を半分に加工していきます。
加工の仕方は「丸太ウッドデッキDIY」の時と同じ。
ハスクにミルを装着して、根気と技術で丸太に挑みます!
逆にこれだけ大きい丸太は外に出せないので、その現場で加工するのが上等手段。この様な里山の大径木は、大きい丸太だから使い良い材という訳ではないのです。
里産里消。帯鋸で製材しなくても、チェーンソーにミル、ガイドさえあれば加工できますので、大径の丸太の活用は、その場でのDIYが最良なのかもしれませんね。
多少の経験積めばこの通り!
チェーンソーで予定の150㎜の材を取り出すことが楽にできるのです。
まぁ生木ですのでね、これを一般的な軸組み建築で使用するのは困難だと思うのですが、そこはログビルディング技術。その点、丸太小屋に活かせる大きな特徴でもあり、どんな丸太でも加工して家にできる魅力や面白さでもあるのですね。
丸太を扱うということは、製材された角材を扱うのとカナリ勝手が違うのです。
丸太は一つ一つ年輪の形も違いますし、重心も違います。内側と外側のバランスのもとにその形状を保っているんですね。
ですから丸太を切って板状なんかにすると、そのテンションが解放されて、乾燥しながら、曲がったり沿ったりと変形していくのです。
ですからこの状態で背割りを入れていくんですね。
これによってその変形力をあらかじめコントロールするんです。
4本にその背割りを入れて、最後にカンナを掛けて仕上げました。
丸太から加工して、厚さ150㎜、せい400㎜の立派な材となりました!
まぁこれは生木なのですが、市場でこの材を手に入れるとなると結構な値段がするでしょーね!ホント、贅沢な丸太小屋になりそうですねー(笑)
これにて丸太の加工も終わり、作業場所に移動しておきたいとこですが。。。
困った、半分になっても重くて簡単に運べませーん(汗)