「古民家ってどうなったの??」
長い間そんな声を耳にし、肩身の狭かった私でしたが、二年間の沈黙を経て古民家DIYの再始動にむけて動き出しますよー(笑)
古民家を愛するオヤカタをはじめ民家ラバーズのみなさんと一緒に、新たなプロジェクトの始動です!
で、記念すべき再始動の一発目に何をするの。。。って竹伐かいっ!?
「いつもの作業と変わらないやんかぁー!」
との突っ込み必至と思いきや。。そうではないのです!
これは後で説明いたしますー(笑)
「民家の学校」の仲間が中心に行う古民家DIYのプロジェクト。
里山作業の勝手知ったるみなさんだけに、竹の作業も手慣れていますよね。
また、作業が古民家再生とリンクするだけに、ただ里山作業として竹伐するよりもモチベーションや気持ちが盛り上がっているのでしょうーかね。みなさんモクモクと作業して「竹伐ハイ」になってきていますねー(笑)
そんなみなさんの集中もゾーン状態に入って、スゴイ勢いで竹を伐り出していきますが、 伐ったモノは、みな出さなくてはいけません!
そんな大量の竹を、馬搬よろしく人力搬出を体験していきました(笑)
馬の気持ちになって、竹を運び出すこと140本以上っ!
これが古民家愛なのでしょうか!?みなさん、かつては馬や牛がしていた作業にも手間をや労力を惜しまず、見事に運搬を完了させましたね(笑)
お陰で荒れた竹の整備が進み、埋もれていた雑木を救出し、景色もさらに回復!
その功労を称して、素晴らしい棚田の景色がさらに大きく迎えてくれましたね。
馬のように体を動かした後のお待ちかねは、美味しいごはん!
鍋を仕込んでおいたので、ちょうどいい具合に出来上がっていました!
みんなで囲んで食べるこの時期の汁物は心も体も満たされ温まるんですよねー
Mさんご馳走様でした!
さぁさぁ、ランチ後でも作業の手はゆるみません!
実際に伐り出した竹で何をするかと言うと。。。
土壁の再生には欠かせない、小舞の材料として、この竹を準備していたのです。
民家ラバーズみなさん、古民家はリアルな土壁で再生したいコダワリがあるのですね!特にオヤカタの思いは強く、みんなとプロジェクトを引っぱっています!
ちなみに今回その伐り出した竹って、下の写真でどちらか分かりますか??
正解は右写真の破竹がそれです。(左は孟宗竹)
小舞に使用できる竹にも色々あるようでしで、今回敷地にあった破竹もその一つ。
タケノコ美味しい孟宗竹では具合が悪いようですね。
そんな古民家の小舞に活用できる破竹を、次は使える長さ加工していきます。
チェーンソー扱えるMさんにオヤカタも初チェーンソーをトライして、二人で140本を2m、3mモノに加工。
最後にみんなでその竹を古民家に保管して、再始動初回の作業が無事に終了です!
こうして160本もの竹を見ていると圧倒されますー
これが実際に古民家再生に使われるわけです。ホント楽しみですねー
みんなで材を運んだり、土を作って土壁を塗ったり、茅で屋根を葺いたりと。。。
かつてこの古民家もこの地域の「結」で作られたんですね。
時代は違えど、こんな新しいカタチの結もステキです!
みんなで面白い古民家DIYのカタチが生み出されていきそうですね。