田舎での暮らしの際には、きこりの技術は必須となります。
里山DIYでは、きこりに欠かせない知識と技術をしっかりと身につける実践的な講座を開設して、木を伐りたい方々、きこりになりたい方々をサポートしています。
今回は、そんなIくんの里山でレッスンを行ってきます。
必要なきこりの道具を積み込んで、いざ出発です!
レッスンでは、基本的な知識、道具の使い方、伐木技術を学び、安全にひとりで伐木・搬出できる、きこりのスキルを習得していきます。
ついつい自己流になりがちな きこり作業。
ですが、間違った感覚や変なクセによって命に危険が及ぶことがあります。
何よりも安全を担保した作業が優先ですから、先ずは基本の知識と技術から。
チェーンソーの使い方を身につければ、安全に作業を行う自信となります。
ですので、先ずは基本的なチェーンソーの扱い方や技術からレッスンします。
チェーンソー初級者の二人ですが、実習を重ねて、作業の態勢が様になってきましたね。身体とチェーンソーとの距離感が良くなっているのが分かります。
それと、小気味よいエンジン音がしてきましたね。これも上達のアカシです。
きこり作業において、危険を共にするチェーンソーは、大事なパートナー。
パートナー(チェーンソー)と挨拶が終わって仲良くなり出した、このあたりで実践ができるようになります。
いざ大径木の伐木といきましょう!
区分切りにや追いづる切り。
Iくんの里山の杉は40㎝、50㎝級のモノが多く、特殊な伐り方を要するのですね。
初心者にはハードな伐木法でも、ここでの作業には必要な実践的な技術ですから、二人には特殊な伐倒法を実施して貰いました。
安全な作業手順を介して、二人とも伐木を完遂!
初めての特殊な伐木でも、無事に三本の立派な杉を倒すことができました。
伐木は木との対話でもあります。
ですから感覚や感触と言ったものがとても重要となるんです。
数多く木との対話を重ね、身体にしみこませることが上達の王道です。
今日の経験を活かしてもらって、常に安全には注意を払いながら、経験を積んで上達していけば、二人できこりDIY作業ができると思います。
現在、杉で覆いつくされているこの里山も、伐木を重ねて整備していけば、見違えるような気持ちの良い場所になると思います。
いや。。。ただそれは、この里山の「元の姿に戻るということ」ということなのかもしれませんね。
里山を元気に再生させて、理想の拠点を創っていく。
Iくんロマンがカタチとなって、この里山もステキな場所になっていきそうです!