年が開けて一発目のオープンディ。
年末に引き続き、Mさんにきこり技術を伝承していきます!
と言いましても、里山きこりの技術は木を伐るだけではありません。
生産・分解・消費のサイクルを回していくことが大事です!
今日はMさんに、里山きこりの「分解」作業を伝授していこうと思いますー
先ずは火燃し。枝打ちした杉の枝葉を燃やして炭に分解していきます。
土壌改良に使われるこの炭が、透水性を確保しながらも、バクテリアの住処として土壌中の有機物の分解を促して、土の活性化させていきます。
色々と片付いてキレイになる、火燃しはそんな分解の大事な作業。
炭も出来て体が温まったところで、倒した杉を玉取り丸太に分解していきましょう
カナリ大きい丸太ですよねー(笑) まぁめったに経験しませんしね、大は小を兼ねる!?この際ですから大径木を玉取って貰いましょう(笑)
それに径の大きい玉切りはバーを挟まれやすいので、これで練習を積めば上達が早いのです。この場合、大は小を上回る訳ですね(笑)
ひと仕事を終え、コヒーブレイク。
作業がハードだと、コーヒーの美味しさが倍増するんですね(笑)
Mさん、ご馳走様でした!
さぁさぁ、ブレイク後でも作業の手はゆるみません!
いよいよ玉取った丸太運搬の技術を伝授していきます。
自伐作業では欠かせないウインチ。この使い方を実習していきますー
基本的に引手(オペ)と手元に分けれての二人三脚作業。
意思疎通で2倍、以心伝心で3倍のパフォーマンスアップが臨めます!
「ぜひMさんには習得して頂きたい!」と、手元技術と引手技術の双方扱えるように、わたしの思いと願いを込めた実習に熱が入ります(笑)
そして、今回の運搬作業のハイライト、元口60㎝3mの丸太の運搬に挑戦です!
この1tはあるかと思われる大物。滑車をいくつか使えば動くかも!?
写真のようにテキトウに滑車を設置して再トライも。。。動く気配なし(苦笑)
もっと物理の勉強をまじめにしておけばよかったと反省しつつ、今日の失敗ネタとしてこの屈辱を残しておきます。次回リベンジのために!
気を取り直し伝承作業は続けます。
シメの作業として、集めた丸太はしっかり片付けておきましょうー
なんとか集めた長物丸太(5mや6m)を切らずに、そのまま積上げたいトコロです。
前回ひとりで行ったときは、40㎝級は3mの丸太の積み上げが限界でしたから、今回は人間2人でどれだけ出来るか、丸太との勝負です!
Mさんにグランドをお願いして、こちらも息を合わせて作業をしていきます。
パワー全開!非力なユンボにムチ打ちながら、力を合わせナントか積上げ完了っ!
記録更新!(驚) 難しいと思いつつも出来るもんですね!!
二人で成しえると嬉しさもヒトシオです。
今回は技術の伝承が、いつしか2人でガチの作業となっていました(笑)
今日のところ丸太との勝負は一勝一敗のタイ!
次回60㎝級のリベンジに挑みますよー