今日は霜も降りてカナリ冷えますが、水仙がメッチャキレイに咲いています!
そんな今年の最後の里山DIYはオープンディ。
前回に引き続き、Mさんにきこり技術を伝承していきます!
と、その前に。。。Mさんのリクエストにお応えして、雑木が埋まっている竹林の整備をちょいと。サト山男を目指しているMさんには、竹であろうと杉であろうと、必要な技術は手解きしますので張りきっていきましょう!
竹林整備もちょっとの技術とやり方で、作業効率が大きく変わります。
ちょっとした技術をお伝えして竹を伐ること数時間。
荒れた一角がキレイに整備されて、二本の雑木が露わになりました!
これで来春は葉の付き方が変わって、元気になってくると思います!
それでは今日の本丸、きこり作業に入ります!
前回は小径木の伐倒をしながら、基本的な伐木技術を話しました。本日は中径木の伐倒技術を伝授。最後はMさんに伐木して貰い、上手く倒せたら免許皆伝です(笑)
それでは先ず、伐倒前の準備作業を行いましょう。
安全作業を確保する、この伐倒前準備はとても大事!
倒す木の周辺で、かかり木になる恐れや接触しそうな木や障害物などを確認して処理します。今回は椿が該当したので、接触を避けるようにロープで対応しました。
そして足場や退散場を確認できたら、万が一のかかり木処理の為に、倒す木にロープをセットします。
これらの安全環境を整えたら、チェーンソーを持って伐倒作業に入っていきます。
ここからは実践的なチェーンソーテクニックと、伐木感覚を研ぎ澄ますきこりの心構えを実践から会得していきます。
⑤受口を作る際のカンドコロを説明して、ガンマークを使った伐倒方向の精度を高めるチェーンソーの使い方。
⑥ツルや追口ラインをマークするミスカットの防止法。
⑦木の重心と伐倒方向を考え、追口の切り方のポイント。
⑧実践的で安全な突っ込み切りの技術。
わたしが培ってきた知恵や技術でありますが、Mさんに伝授。
そして最後に、大事なきこりの感覚を会得すべく、伐倒の基本「矢で倒す」をマスターして貰いましょうー
クサビの使い方やタイミングなどを説明しながら「トン、トン、トン」「ピキッ、ピキッ」「トン、トン」「ピキッ。。」クサビを使って木と対話するその感覚を体に覚え込ませながら木を倒して貰いました。
このように木と対話できる手工具で伐倒する感覚はとても大事だと考えています。
伐倒する際には感覚を研ぎ澄ますことが必要になるので、木と対話する感触を覚えた上でチェーンソーを扱えば、事故や怪我はカナリ減ると考えているからです。
それと手工具を使い、知恵と技術を駆使し、万物に尊敬を払いながらの作業は、自然と調和して生きる価値観を知る最良の方法だと思うのですね。
本日の作業にて、見事に伐倒することができたMさん。
ある意味、技術継承のようなディープなオープンディとなりましたが(笑)
今年最後の里山で、培ってきたコトをつむぎ残せて嬉しかったですね!
来年からはMさんが描く目標の実現が近づくように、その技術を磨いて自分のモノにして欲しいですね。
ただ免許皆伝には、更なる経験が必要!
これから10本無事に伐倒出来たら。。。考えましょう(笑)
Mさん、今年一年お疲れさまでした!来年も共に頑張りましょう!