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隣地の竹林管理③


いま作業している伐木エリアの隣は、竹林化した休耕田

 

ここは昨年秋より伐竹して少し手を入れはじめた、お隣さんの場所なんです。

 

今きこり作業をちょうどこの竹林と接した大谷のエリアでやっているんですけど、密集した杉を伐っていると、この竹に埋もれた雑木郡が気になっちゃうんですね。

 

現在は再生のために杉を伐採しているのですが、ここの杉たちも地面に根を張って、水を吸って、少なからずともこの大地を守ってくれています。ですのでただ杉を伐ってしまえば良いという訳ではないのですね。

 

里山を再生するために、伐ってよい木といけない木があるので、そこら辺を見定めて作業をするのと同時に、「どの木を残して大きくしていこうか」と、常に全体のバランスも考えているんです。

 

そんなんで、現在杉を伐りながらも、埋もれたどんぐりの木が気になって、今日は少し木こり作業を中断して、竹林作業をしようと思います!

とはいえ、この竹林化したエリアは、年季の入った荒廃ぶり。

カナリの量の竹が予想されるので、先ずは柵を設けて竹を置く場から作ります。

 

また根絶やしを目指して、今回は伐竹法も変えてみましょう。

すべての竹を腰高1mの高さで伐っていきました。

ココまで荒れ果てている竹林で、竹を伐り出すとなると相当な量になるんです。50,60本くらいでしょうか、一本の雑木周りだけでもこれほどの量になりました!

竹林整備って、やればその分すぐに変わるモノなんですよね(笑)

 

今日1日の作業でカナリ空間が出来て、青空が臨めるくらいになりました!

久々の竹林の作業もあって、気合が入りガッツリやっちゃいました(笑) 

これで幹も傷つかずにまた元気に枝葉を伸ばして大きくなってくれると思います!

 

大地を元気にさせるどんぐりの木は、守って大きくしていく木。

 

元々のように雑木が元気に根を張ってくれないと、この大谷の地形がどんどん変化してしまいますから、お隣さんの敷地ではありますが、竹林に境界がある訳でなく、この重要な環境ポイントである大谷に風と光を取り戻さなくてはいけません。

他の雑木たちも救出されるのを今か今かと待っているようです(笑)

 

このエリアは、木こりの作業と同時に竹林での作業もシッカリやっていかなくてはいけないようですね。里山再生って一筋縄ではいかないようです(笑)