· 

養蜂体験ワークショップ 秋


夏の採蜜も終わり、ミツバチのお世話も後半戦に入りました。

そんな初秋の里山、今日は第三回目の養蜂ワークショップを行っていきます。 

 

今回のワークショップは「養蜂業のイロハ」と題して、ハチミツを市場に出すにあたって必要な事項を学んでいきます。

 

また実習では「誰でも養蜂はできる!」を目指して、実際に直売所にハチミツを卸すまでの作業を実践形式で体験します。

 

今日も実に多彩な人たちが参加してくれました。

初秋の里山の中でみなさんと一緒に楽しみたいと思います!

 

それでは、養蜂家やっくんと共に第三回目のスタートです!

先ずはフィールドワークから学んでいきましょう。

 

採蜜も終わり初秋を迎えたこの時期は、ダニやスズメバチなの対応が求められます。これらの対処法を内検しながら学んでいきました。

「おぉー!デカい」

いきなり里山最強のハチのお出迎えに、みなさん少しだじろぎ気味か!?(驚)

 

前回では見受けなかった捕獲器にぺったんシートには、オオスズメバチがたくさん掛かっていました。

 

「巣箱の外だけでなく、巣箱の中にも注意が必要です!」と、やっくん。

 

巣箱の中では、夏の終わりからダニが勢いを増してきます。そのまま下手をすれば全滅も考えられるほど、ダニへの対応は絶対に軽視できません。

 

「ミツバチ越冬の成否は、この時期のダニやスズメバチの対応で決まるんです!」

 

ダニやスズメバチを目の当たりに、否が応でもその意識が高まりました。

 

続いての座学では、本日のテーマ「養蜂業のイロハ」について、色々な養蜂道具の説明も交えながら、業としての基礎知識を学んでいきました。

養蜂業は「シロウトが参入しやすい業」だそうです。

 

初期費用もそれほどかからずに、老若男女、誰でも始められる養蜂は、個人で始める生業としてバッチリですね。

 

しかし、ハチの世話という生きもの相手の仕事なので、手間の度合いが業の成否に大きく左右されそうです。生きものへの愛情が大事と言うことでしょうね。

 

また、今回学んだ養蜂の法律の中に「蜜源植物の保護増殖」があります。

環境保護を法律で謳う養蜂業とは、とても意義、興味深い業と思いました。

 

これは、前回WSの話でもあったように、ミツバチが暮らせる環境づくりの話とつながってきます。養蜂はただ巣箱を置けばよい。という訳ではないのですねー

 

やはり養蜂とは、自然環境と密接にかかわっているのです。

 

毎度わたしごとですが「里山を再生しながらハチミツの生産性も上げていける」養蜂×里山DIYはベストマッチなんだなぁーと今回の話でもニンマリします(笑)

 

天気にも恵まれ、午後になって実習です。

シュミレーションを通して「直売所にハチミツを卸す」作業を体験しました。

ハチミツをビン詰めして商品にしていく「充填作業」

瓶の大きさやカタチ、ロゴのデザインにラベル貼りなど、実に色々あるモノです。

 

みなさんには、パッケージングを自分でデザインしてもらい、オリジナルの商品を作ってもらいました!

 

実際の出荷と同じ仕様で必要な載事項や内容量などしっかり行って、カナリ実践的な実習となったのですが。。。

 

今回の実習は、これだけではないのですねー(笑)

みなさん、なにやらペンを片手に真剣な面持ちでクイズの解答中なのです!

 

「ん!?クイズ??」

そうです、第一回から今回までに習った内容をクイズにしました。

 

3問正解してハチミツをゲットに、みなさん必死で思い返していますね(笑)

ハチミツを商品化したり、クイズに答えたり。。。

今日はみなさんにとって色々と試行錯誤の実習となっていますねー(笑)

 

そんな中、アルコールフリーのモヒート、旬のマスカットにハチミツのカステラに舌鼓。差し入れにみなさんもホッと一息です。(Tさんありがとうございました!)

今回も盛り沢山の内容で、あっという間に終了です。

 

第一回ではミツバチ&ハチミツのこと第二回では養蜂場づくりのことを習い、今回第三回で「養蜂業のこと」を学びました。

 

駆け足ではありましたが、四季を通してミツバチの管理を体験しながら、これらの学びで養蜂おける知識やビジネスの全体像を把握して貰えれば、「自分でもできるハチミツづくり」は、あともーひと息!

  

わたしもこのワークショップを通して養蜂をはじめて、これまで色々なことを学びながら何とかハチミツの収穫まで出来ましたから「ミツバチは誰でも飼える」と思っています。

 

早いもので、残すところはあと一回。最終回もみなさんと楽しみたいと思います!

 

みなさんありがとうございました!

やっくん、みなさん、次回もよろしくお願いします!