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師匠の内検


「ミツバチを助けてくれぇーー!」

SOSシグナルの発信に、本日、ミツバチの味方やっくんの登場です(笑)

 

ハチの卵がなかった、先日の内検での一件。

「わたしの可愛いミツバチたちが何かオカシイ!?」とやっくんに連絡。

 

そんな親バカの心配ぶりをみて、やっくんが来てくれました(笑)

 

5月のワークショップ以来のご対面です。

ミツバチたちは、育ての親を覚えているのでしょうーか(笑)

その育ての親はミツバチとの再会のムードも情緒もなく、蓋をあけては素早く煙をかけ巣板をチェック。「そんなぁ。。。」情緒アリアリのわたし(笑)

 

先ずは一応に巣板を確認したら、給餌器を取り出して包丁でザクザクっと。

 

「やっくん、な、なんてことを!!」

 

愛情かけ育てているわたしのミツバチに対して、狂気の沙汰にしか見えないやっくんの無情の行動に、もぉー失神寸前(冷汗)

 

「ミツバチヘキイタダニが大繁殖すれは、巣は全滅です!」

やっくんは雄の巣房を取り出して、そのダニの有無を確認していたのですね。

 

その白い雄の幼虫の中から。。。ヘキイタダニを発見!

 

暑くなるこの時期から、このようにヘキイタダニを確認するそうなのです。やっくんの雄バチの殺戮は、ダニからミツバチを守るためだったんですねー

 

「なるほどねー!」ミツバチにも、やっくんにも安心しました(笑)

続いて、女王バチを見つけては素手で捕まえ、ハサミをもって女王をザクリ!

 

「ぎゃあぁーー!」

やっくんのその暴挙に、わたしの悲鳴が里山にコダマします。

 

そこには、無残にも片羽根を切り落とされた女王がいます。

 

「女王が逃げ出したり、襲われたら、巣は全滅です」

これまたやっくんの行動は、ミツバチを守るための処置だったんですねー

 

「なるほどねー!!」ミツバチにも、やっくんにももうひと安心(笑)

 

さぁ内検も進み、いよいよ心配の核心にやっくんが迫ります。

先日のわたしの内検では、巣箱の一方で卵が見当たりませんでした!

「居ますよ、大丈夫!」と、やっくん。

そのハニカムの中に小さな卵がたくさん見えるという。

 

わたしも一緒に確認したが、うーん。。。見えない!

妻は確認したところ、中のちいさな卵を発見できた。。。らしい。

 

なにやらミツバチには問題なく、問題はわたしの視力!?

どうやらメガネで問題解決らしいのです(笑)

 

こりゃまたとんだ失態でしたね(苦笑) いずれにせよ、女王もハチも問題ないし、卵もある。やっくんに見て貰って本当に安心しました!

そんなこんなの今日の内検。

ミツバチたちは、いつもと様子が違うのが分かるのでしょうか!?

 

「ナンだ!?ナンだ!?」とたくさんのハチが巣箱から溢れ出てきています。

 

しかしナニも慌てずに、こんな時のハチの扱いもこの通り!

屯するハチたちをすくい上げては巣内に戻します。

 

さすが師匠!ハチに対する愛情だけでなく威厳も感じさせますね!

わたしにとって何もかもが参考になります(笑)

 

そして内検の終わりに、今回は代用花粉備え与えておきました。

この梅雨の時期は、ハチが外に働きに行けない日々も多いので、こうやって代用物の花粉や砂糖水などを与えるんですね。

 

これで本日のやっくんの内検が終わりました。

問題も解決したし!プロの目線から、ハチたちも順調な様子と聞き安心しました。

いつものことですが、カメラ目線でどや顔のやっくん(笑)

 

こういうことは本やネットでは解決できませんからねー

養蜂初心者には、経験ある養蜂家が身近にいるとホント心強いです。

 

ありがとうやっくん、今日はいろいろ勉強になりました!