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植えつけ


春を通り越して初夏のような暖かさ。

これではマズいマズい!

 

今日は急ぎ、去年できなかった栗の植えつけをしようと思いますー

 

先ずは植え付け場所の選定からはじめます。

 

去年とは見違えるほど日当たりが良くなったのですが、一年中となる場所はこの里山にはまだありません(苦笑)

 

栗は日向が大好きな木なので、どこに植えるかがケッコウ大変です(笑)

それでも観察してみれば栗の木がチラホラ植わっていたんですねー

どうやら日照合戦で、杉に負けて弱った栗の老木があり、その近くに決めました。

 

ベストの場所ではないのですが、今後間伐して日を入れていきますし、先人が植えたその場所のポテンシャルを信じてみたいと思いました。

 

早速、作業を開始していきましょうー

 

栗だけでなく果樹ってヤツは、日当たり良く水はけ良い土壌を好むので、粘土質のこの敷地では「果樹の住まい作り」は大変です(笑)

先ずは植穴を掘っていきます。径50cmの深さ60㎝の穴をスコップで。その周りに溝と小さな空気穴を一辺に三か所計8か所設けました。

 

この空気穴がカンドコロで、竹炭を充填しておきました。

 

今日は24℃。ひと仕事でも汗でびちょびちょになりましたし、ここで昼食です。

木漏れ日の中でそよ風を感じながらサクラをみながらのお弁当。。。

春の里山、最高です!(笑)

 

去年よりも気持ちの良さを感じれて、里山が元気になっているを実感です!

 

休憩もほどほどに、栗にも同じように気持ちの良い住まいをつくらなくてはいけません(笑) そこで次は土づくりに入りますー

購入した培養土に、里山の資源をブレンド。森の肥えた土にどんぐりの枯葉、枯れ木をバーク状にして、これらゼンブノセで混ぜ込みました。

 

これを植穴に埋め戻して、水を入れてからクボミ状にしておきます。

 

そこで苗を植えこんでいきましょうー 今回、植え付けるのは二種類、渋皮がぽろっとむける「ポロタン」と栗の王様「銀寄」です。

 

苗をクボミに据わらせて、ゼンブノセ土と掘った土で、苗の周りを山にしながら安定するように埋め戻していきました。

栗は一品種だけでは実が付きにくいことがあり、お互いに受粉樹となる他の品種と一緒に植えてあげるんですね。

 

ココまでは知ってたのですが、実はこの二品種でも相性というのがあるようです!あとの祭りごとでしたが、ポロタンは美玖里との相性が良いようですね(苦笑)

栗の王様とは。。。どうでしょうかね(汗)

 

おっと、静かにタタズムおじいちゃん栗を忘れてはいけません!

もしかすると相性の良い受粉樹となってくれるかもしれませんしね!

自然界でも、一人では生きてはいけないということなのでしょうか。

違う種類、みな共に助け合って一人前になっていくんですね。