3月に入り、すでに春と言っていいのでしょうか。。。!?
ここのところ暖かい日々&花粉がチラホラの里山ですー
この数日は、小屋の作業に戻って壁づくりに取り組んでいます。先月はバタバタとしていたので、久々の里山作業に鼻水かきながらいい汗かいています(笑)
今回は悩みどころの壁のデザイン。要所なだけにアレヤコレヤ考えて。。。
素材を石に決めました!
個人的にも自然素材が好きですが、カナダや北欧など海外では、よく使われる親しみのある材ですし、やっぱ丸太との相性を考えると石は意匠によく映えますよね。
けれど石で壁をDIYするのは、予算的にも施工技術的にもハードル高いです。今回そこをアイディアでクリアしてみたいですね!挑戦はDIYの肥やしでもありますから!
そうと決まれば、さっそく社長さんに連絡。いつも格安で栗石を分けてくれる近所の土木屋さん。極力コンクリートは使いたくない石派のわたしには、ホント毎度お世話になってまーす(笑)
今回もそこら辺にある「ちょっと大きめの小石」を使ってDIY開始です!
先ずは分けて貰った栗石を分別。平べったいカタチを集めていきます。
軽トラ2杯分。まるまる午前中、カナリ地味ぃーな作業となりました(笑)
使う石はほんの一部ですが、この地道な選別が後で利いてくるんですね!
次は躯体の作業。寸法に合わせて穴を開けて、メッシュ筋を加工。
ここは精度をしっかり押さえたい大事なポイントです!
テキトーにおさめると、すべてが失敗DIYと成りかねないカンドコロです。
これから安価なメッシュ筋を使ってカゴを作り、それに石を積めて腰壁とします。
カナリ実験的な試みで、内心は納まりにドキドキしながらも、現場に合わせながらブリコラージュを楽しんでいきますよ(笑)
設置してみて、メッシュ枠が少し弱々しい感じです。。
まぁそれはそうですねー本来メッシュ筋を壁枠なんかには使いませんからね(苦笑)
振り返らずに、それでも作業を進めましょうーー(笑)
メッシュ筋の間隔を結束線でバランスを取りながら、午前中の汗の結晶を落とし込んでいきます。どの石を使うのか、カタチや角度に順序などが問わます。
このテトリスは失敗が効きませんからねー真剣度が120%です(笑)
レンガと違って、石はひとつとして同じカタチはないので、積み方に個性や違いが現れて面白いですね。そんな点が丸太との相性の良さに関係してくるんですよね。
ゲーセン通ってテトリスやっていた学生時も無駄ではなかった(笑)
鬼門である高さ1.5mの石積みを、ナンとか三面ともにクリアです!
雨の日を挟み、メッシュ筋、結束線がごらんの通り(苦笑) ステンでもなくメッキ処理されていない鋼なので錆びますが。。。たった1日でここまでとは驚きました!
1枚320円の格安の材ですから。。。
恒久的な哲学「お金を掛けずにステキに仕上げる」のイタイ泣き所なのか!?
うーん、確かに1枚320円のメッシュ筋ですが、価値のある多様に使える材料と考えたいことろですね!ですから単に「スラブに使用するモノ」で完結せずに、材の特性や利点を生かしながら、生じた欠点はアイディアで補っていきたいです。
ちなみに、ここまで石、メッシュなどで腰壁3面に掛かった費用は6千円。
こちらは家計に優しいDIYプライスにグッドですね!(笑)
最後に、生じた錆の弱点と壁の強度を補い一先ず終了といたします。
メッキの結束線でかなりの数を入念に細部に亘り緊結してみました。これでかなりメッシュと石が一体化されて、壁が安定し補強ができましたね。これにで完成っ!
石貼とも石積とも言えない、石でも割りに軽快な印象になった、今回試みた石壁。
「石の壁って値が張るし、DIYなんて大変」ってつい敬遠してしまいますが、
こんなメッシュ筋と栗石の組み合わせでも、石壁DIYはソコソコできるものですねー
厳密には石積風ですが、ナカナカ石ならではの風格を保っていますよ(笑)
またこの壁は機能的にも、風呂を設置する火気使用空間で、効果的な特性を期待できます。石という素材は、見直されるべき可能性と素質の持ち主なのですね!
試験的DIYでしたが、今回の石壁づくりのポイントは3つ
・柱にしっかり墨付して、的確な箇所にメッシュ筋を取付け
・石の選別に、積み上げのバランス
・結束線で全体的に漏れなく緊結
歪な形の石だけに、テキトーだと納まり悪かったり崩れたり意外と難しいDIYです。
けれどもカンドコロ押さえて丁寧にDIYすれば、石壁だって yes, We can!です(笑)
上々の出来栄えに、今夜のビールは最高でーす(笑)