如月に入ってまだ冷えますねー 本日もKIKORIN GO!です(笑)
これまで小径木の間伐していましたが、今日は大物を伐木していきますー
これだけの大物、選り好んで伐っている訳ではなく、何がしの理由があるのです。
当初、意図的にかなり多く密集して植えられた里山の杉。
50年経ち大きくなり、敷地にかなりの日陰を作っています。
また先輩雑木とケンカしているモノも多く、幹が傷つき腐りかけもしばしば。
そんな杉を今回は伐倒していきます。
45㎝、50㎝、60㎝。樹齢50歳。環境によってはこんなに大きく育つものですね。
わたしよりも大先輩の三本。伐木に際して敬意を払って刃を入れていきます。
木を伐る時に、人間はある種のハイになるのですね。ですから祈りや儀式などは、冷静な気分にさせてくれる効果もあるかと思います。
カナダでもみな心で祈りを捧げていましたし、また北欧では木に宿る妖精に斧でノックノックして伐倒の合図を送るようですしね。
わたしも心の中で祈りを捧げ伐り倒しました。
写真左の溝腐モノはまた別な注意が必要となりますが、この大きさになると受口をシッカリしておけば、狙い通りしっかり倒れてくれます。
大物とて、本当に伐って倒すのはあっという間なんですよね。
その大物は、枝葉ぶりもシッカリ大物なのです(笑)
三本ですが、一日一人で片付けるとなると、かなりハードな作業です。
写真ではそんなハードさが伝わりませんね(笑)
半日かけて前回と同じく枝と葉を分けて「美しく」整備いたしましたー(笑)
今回、伐ったことでカシ(だと思います)を救い出すことができました。
以前よりこのカシと杉はケンカしていたのですねー
その日陰や湿気だまりでツルが繁殖して、泥仕合に拡大していったんです。
もぉー見ていられなかったんですよね、このままでは双方朽ちちゃいます(苦笑)
木って同じ種類同士だと仲良く助け合うのですが、種類が異なると結構ケンカするんですね(笑) そこは人類と似ているのでしょうかね!?(苦笑)
まぁケンカ両成敗で両方伐る訳にもいかずに、今回は杉を伐採しましたが、
カシは邪魔されずに日を浴びて気持ちよさそうですし、
杉にはセカンドライフをステキな小屋や家具となって過ごしてもらいますね(笑)
基本放任ですが、時にはみんなの仲裁に入るのも里山きこりの役目でしょうか(笑)