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ひとり間伐


冬は伐採の時期であります。

旧暦で言ったら、一月は春ですから、もう少しは暖かくなってほしいモノです(笑)

 

きっちり言えばスギやヒノキも冬が伐採の適齢時期なのですね。

 

里山きこりはそうも言ってられませんから、思い立ったが作業日(笑)

今日は間伐作業、小径のスギやヒノキを間引いていきます。

 

前回10月に間伐した東側の杉林に入って作業します。

ここは枝が密集してるので、掛かり木は必至ですね。

 

中径木以上の伐木では、ウインチ等が必要となってきますが、

20㎝以下のモノですと、脚立にロープそして竹棒(4m)で用を足します。

先ずは、間伐する一本一本にロープを掛けていくのですが、

 

脚立を梯子にし木に掛けます。上まで登ったらもやい結びをつくり、竹棒の先にもやい部を挟んで、竹棒をさらに木の上まで伸ばしてロープを上まで押しやります。

20mを少し超えるのこのくらいの木ならば、樹高2/3あたり13mあたりにロープを掛けて引っぱれば、仮に掛かり木になっても楽に処理できます。

なので脚立に竹棒、ロープがあれば、脚立5m+人2m+竹棒4m=11m位までロープを掛けられ、安全にヒトリ間伐が出来る訳なのです。

 

また、竹棒の長さを変えれば、ある程度大きな木でも対応できますから、

特別な機械も使わずに資源も活用できる里山DIYにはうれしい技術ですよー

掛かり木になってから、その準備や処理をするのは、カナリ危険度が高まるし、また処理に時間がかかるので、最初にひと手間ですが、この手法は使えるんです。

 

今回、10本ほど抜いたのですが、1本の掛かり木でウインチを使って、あとはロープで処理できました。

天空が前より拝めますし、山の稜線が見えるようになってきました。

この小径木を間伐するだけで、ケッコウ環境が変わるものですねー

 

木漏れ日が気持ちよさそうですね!春になって自然の変化もまた楽しみです!