裏山での実験と考察はまだ続きますー
パサパサがある裏山の西側(当初は竹藪)の斜面で、水を撒いて実験開始っ!
シャワーの水が水みちをつくって、その水みちを辿っていくと。。
ピット(クボミ)に吸い寄せられていきました。
保水力のないパサパサの斜面には、こんなピットがいくつも存在していました。
偶然か必然なのか、それらのピットの上に、自然に出来たとみられる落ち葉の塊りが溜まっているんです。
「これはまた自然からのメッセージなのかぁ~!?」
なにかピンときたので掘ってみたら、意外や掘れるや掘れる!他のパサパサ斜面は、硬くて移植ごてが入らないのだけど、このピットは柔らかいのだ!
ただ掘り出した土は、ネズミ色したグライ化したモノ。
この裏山の土壌が不健康な証拠であるわけです(涙)
ただこの実験の結果で、水はここに吸い込まれていく訳だから、地中で水が動いているのもこのピット下ということ?!
とまぁ、私ごとのメッセージの解釈ですが、
このピットは大いに使えそうです!!
その他のピットを探してみると、裏山の西側だけで20か所。
そのすべてに印をつけました。
「このグライ化している各ピットを健康な状態に改善していけば、
地中の水の通りが良くなって、裏山の再生が加速していきそうだ!」
っと、私の心も仮説も加速して(笑)
さっそく善は急げと、このピットを整備してみましたー
ピットの整備法
スコップ、移植コテを使って穴を掘ります(40㎝位を目安)
炭を穴の半分くらいまで満たします。
その上にバーク、落ち葉を穴の8割くらいまで入れて、
掘った土で盛り直して、完成!
こんな感じで、空気を入れ微生物の働きを促せば、
ピット環境が改善されて土壌の保水力が再生できます。
今回20か所ありましたが、ミニサイズだったのでホント楽でしたねー
腰も助かりました(笑)
ちょうど西側と東側の境となる裏山の大きなコナラの木。
土地神さまのお社もあるこのコナラの下にもピットが!
掘ってみれば、適当な湿り気があってフカフカの土。色も違うし、根っこが一面。
温かく空気も通るからでしょうか、幼虫が冬眠中でした。
「これが、イイ感じの土壌の姿なのかぁー!」
良い見本がこんなにも近くにあって驚いた!
「裏山全体がすべて悪い状態と頭で決めつけていたけど、しっかり確認もせずに結論づけていた自分。。」
「自然を相手には方程式どおりにはならない」
実験と考察をして結構なことが分かってきた。
そんな自然からのメッセージを、すこし体認できた良い一日でした。