いよいよ丸太を組上げていきますー
一般に木工や建築では乾燥した製材を使いますが、丸太家具やログハウスは生木を使います。ですので、切ったばかりの木を使えるんですね。
とはいえ今回の丸太は、かなり水を含んでいる状態なので、これから乾燥しての反りや縮みを見越して、処理を施しながら組み上げていきます。
具体的には、カンナで平面をだした上に、更に凹みを加えていくんです。木目を観ながら、適宜な箇所をサンダーで研磨し、丸太同士の接地面を調整していきます。
それと同時に、意匠的に手を加えてみましたー
今回は、依頼者から「丸太らしさが残るテーブル」との要望があったので、クビレ曲線系のフレアカットにしてみました。
このテーブルは、持ち運びやメンテがしやすいように組立式にしました。標準的なログテーブルは、大きいですし、重くて持ち運びなどに難があるので。。。(汗)
なので、だれでも簡単に組立られるように、ダボ加工を施し、ボルトで締め固められるようになっています。
お次は、テーブルの天板部分の調整。
半割した丸太を突き合わせるので、その隙間をなくします。
丸ノコで突き合わせの両面部分を直線で切取ると、ピッタリ収まります!自分が使うテーブルならチェーンソーで代用しちゃうけど、ご依頼品ですから、細部仕上げもシッカリ・キッチリですねー(笑)
クロ(杉丸太)は、特徴的な存在感ありますねー
寸法に制限なければ、突合せの白太部分を全部切り落として白・黒・白の天板もカッコいいと思いました!
今日のおわりに、チョイと組み上げてみましたー
とてもシンプルな丸太のテーブルで、大きさ的にもイイ感じです!
(スミマセン、愛着余って自画自賛です・笑)
残すは、さいごの化粧作業ですー