先日は、建築家Kさんを訪ねてきました。
現在は、房総を拠点に活動されており、気になっていた方です。
もともと組積造の建築で有名で、コンクリートブロックやスタイロフォームなど身近な材料をつかって、設計される建築家です。
房総には実験住宅と称して、そのブロックとスタイロを使ってDIYで建築したKさんの建物があるんです。そのデザインや構造はもちろん、建築家がDIYするってことに、興味深々だったのです。
その建物は、海を望む高台の立地に、家族を中心にDIYされて建てたそうです。
一年半、大半の休日は、友だちと遊ぶことができず、息子さん達の不満も大きかった事でした。しかし、情報からは得られない建築の原点を、思いでと共に、家族で共有できた貴重な経験であったと、当時を振り返り話してくださいました。
当時、世はバブル。業者に頼んで、海辺の自邸を施工もできたと思うのですが、Kさんの哲学を貫き完成させるあたり、情熱の大きさを感じてしまいます。
建築家の情熱と哲学。
昔の懐かしい思いと相まって、久しぶりに「デザインと創造の力」に興奮しました。
Kさん、お忙しい中にもかかわらず、ありがとうございました!
里山DIYに想いが一層ふくらみます!